ここ最近、どんな言葉も、人も、慰めにならない程、ひどく気持ちが落ち込んでいて、
特に何の予定もなくむかえるゴールデンウィークの‘贅沢すぎるヒマ’は、
間違いなくそんな憂鬱な気持ちに拍車をかけることを予感していた先週のある日、
東京の友人Hちゃんからの、ゴールデンウィークは久々に福岡へ帰省するというたった数行の、思いもよらぬメールは、私の気持ちを魔法のように一変させた。
早速、会う約束を取り付け、
考える余地もなく、待ち合わせ場所は都会の(?)福岡に私が出向く予定だったが、
なぜか今回は、私が住む下関の街を案内したくなり、彼女に足を運んでもらった。
親友がみな東京に住んでいて、下関は彼女たちにとってこれといって魅力がないのだろうか・・・?(笑)
彼らが下関の近隣まで来た時か、私が東京に行かない限り会えない。
だからHちゃんは、‘ウワサ’の私のリアル・ライフを実際目撃した最初の親友になった(笑)
関東東北地震によるさまざまな余波で疲れているという彼女のために、
迷わず選んだ癒しの空間は、私にとって一番のパワー・スポット、
高台の歴史ある豪邸から眼下に広がる関門の絶景が素晴らしい日和庵と
美しい文化遺産の風情が心を穏やかにしてくれる長府の城下町。
大切に受け継がれて、丁寧に時を重ねてきた空間は、五感を優しく包んでくれ、
いつの間に癒されていたのは、彼女より私のほうだったかもしれない・・・
思い返せば、彼女とは今年で9年来のお付き合いになる。
東京に住んでいた大学時代に知り合って、お互い学校も違い、
そのあと私は東京を離れたのにもかかわらず、今まで疎遠になることなく、ずっと楽しく交流があることは、
本当はすごく奇跡的なことだったんだなと・・・と改めてしみじみ考えながら、
彼女との想い出の引き出しが今日新たに増えたことをすごく幸せに思った。
夢のような幸せな時間はあっという間に過ぎ、
彼女を乗せた魔法の馬車、いや、バスが走り去るのを見送ったあとのひとりの帰路、
つかの間の夢のような時間の余韻とちょっぴり寂しい現実の余韻が心の中を交差していた・・・
2011/05/02 ine
↓ 長府城下町を散策中に出会った風景(その他こちら)

毛利庭園

功山寺のふじ

画廊&甘味膳「梵天」

「梵天」で購入した、アンテイークのマヨリカ焼きを思わせる作家さんの食器は、脚付きのとても珍しい形